ページ速度最適化の実践手順:Core Web Vitals改善とパフォーマンス測定の要点

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えーと、ページ速度の話。大事だとはわかってるんだけど、何から手をつければいいのか…。 まずは、言葉の整理からかな。

とりあえず結論

結局、ユーザーが「快適」と感じるかどうかが全て。Googleが言うCore Web Vitalsも、そのための指標に過ぎない。 速いサイトは、ユーザー体験が良くなって、結果的にSEO評価も上がりやすい、ということ。 特に、最近はINPっていう新しい指標が出てきたから、そこも注意が必要。

他の記事があんまり触れてないこと

色々な解説記事はあるけど、だいたいツールの使い方か、個別の指標の話で終わってる気がする。でも、実際の問題はもっと複雑。例えば、マーケティング用のスクリプトを入れたらINPが悪化するとか。 そういうトレードオフをどう判断するかが、実は一番難しい。

それと、海外の情報をそのまま持ってきてもダメなことがある。Googleの公式ドキュメントは基本だけど、日本のサイト、特にECサイトみたいに情報量が多いページだと、画像の扱い方とか、ちょっと違う工夫が必要だったりする。 例えば、`WebP`みたいな次世代フォーマットがいいって言われてるけど、対応してないブラウザもまだあるから、``タグで元のJPEGも出し分ける、みたいな丁寧さが必要になる。

じゃあ、どうやってやるか [Core Web Vitals改善]

まず、自分のサイトの現状を知らないと始まらない。 Googleの「PageSpeed Insights」を使えば、誰でも無料で診断できる。 URLを入れて分析ボタンを押すだけ。 これで、LCP、CLS、INPのスコアが出てくる。

PageSpeed Insightsの結果画面のイメージ
PageSpeed Insightsの結果画面のイメージ

診断結果を見たら、それぞれの指標を改善していく。

  • LCP (Largest Contentful Paint): 要は、一番大きなコンテンツが表示されるまでの時間。 2.5秒以内が理想。 画像が原因なことが多いから、画像の圧縮とか、`WebP`みたいな軽いフォーマットを使うのが基本。 あとは、サーバーの応答が遅いとどうしようもないので、良いホスティングサービスを選ぶことも大事。
  • INP (Interaction to Next Paint): 2024年3月からFIDに代わって導入された新しい指標。 クリックとかキー入力に対する反応の速さのこと。 JavaScriptの処理が重いのが主な原因。 不要なスクリプトを消したり、長い処理を分割したりする地道な作業が必要になる。
  • CLS (Cumulative Layout Shift): ページの読み込み中にレイアウトがガタガタ動く度合い。 画像にサイズが指定されてなかったり、後から広告が読み込まれたりするのが原因。 これは、画像や広告の表示領域をあらかじめ確保しておくことで防げる。
CLS(レイアウトシフト)が起こる様子の模式図
CLS(レイアウトシフト)が起こる様子の模式図

ツールの比較。どれを使えばいい?

ツールも色々あって迷う。無料のものから有料のものまで。 とりあえずPageSpeed Insightsは基本として、他のツールも目的によって使い分ける感じかな。

ツール名 特徴 どんな時に使うか
PageSpeed Insights うーん、Google純正だし、無料で使えるのが一番いい。 Core Web Vitalsの各指標を具体的に示してくれるし、改善案も出してくれるから、最初のとっかかりとしては最適。 まずはこれで全体像を把握するとき。手軽に診断したいならこれ一択。
Lighthouse Chromeの開発者ツールに内蔵されてるやつ。 PageSpeed Insightsのエンジンみたいなもの。 パフォーマンスだけじゃなくて、SEOとかアクセシビリティもチェックできる。 もっと技術的な詳細を知りたいとき。自分のPC環境で、特定の状況を再現しながらテストしたい場合。
GTmetrix カナダのツール。 A~Fのランクで評価されるのが分かりやすいかも。 無料版でもLCPとかCLSを計測してくれる。 海外からのアクセス速度を測りたいときとか、PageSpeed Insightsとは違う視点で評価を見たいときかな。
Web Vitals 拡張機能 Chromeの拡張機能。 入れておけば、表示してるページのスコアをリアルタイムで確認できる。 いちいちURLをコピペしなくていいから楽。 開発中とか、サイトを色々触りながら「あ、今のでスコア悪くなったな」みたいに、すぐに確認したいとき。すごく便利。

忘れてはいけないこと

結局、スコアを良くすること自体が目的じゃない。 ユーザーが気持ちよく使えるサイトを作るのがゴール。 スコアはあくまでそのための手段。完璧な100点を目指すより、まず「不良」を「要改善」に、そして「良好」に持っていくことを目指すのが現実的だと思う。

あと、一度改善して終わり、じゃない。新しいコンテンツを追加したり、スクリプトを入れたりすると、またパフォーマンスは落ちるから、定期的にチェックする習慣が大事。

継続的なパフォーマンス改善のサイクル
継続的なパフォーマンス改善のサイクル

あなたのサイトで、一番改善したい Core Web Vitals の指標はどれですか? LCP、INP、それともCLS? ぜひ、理由と一緒にコメントで教えてください。

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Comments

  1. Guest 2025-06-29 Reply
    速度改善って、確かに重要だよね。でも、実際のところどこまで効果あるの?うちのサイトでも悩んでてさ。技術的な部分、もっと詳しく知りたいかも。実際の現場感覚って大事だと思うんだ。
  2. Guest 2025-04-18 Reply
    ページ速度最適化についての興味深い内容ですね!特に初心者向けのステップバイステップガイドが気になります。具体的にどこから始めればいいのか、もう少し詳しく教えてもらえますか?